Bianchi oltreXR4
競技を始めて早7年。今年、僕は競技人生上で初めて上品な乗り心地を感じるバイクに乗った。ペダルを一回踏み込むたびに走る喜びを感じ、外に走り出したくなるバイクだ。
ビアンキoltreXR4。さいたま那須サンブレイブに所属して供給されたバイクだ。ビアンキといえば遠くから見ても一目でわかるチェレステカラーの色合いが美しく映える自転車を思い浮かべる。オシャレな自転車乗りからカジュアルに街乗りに適したクロスバイクまで様々なラインナップを取り揃えている。
しかし、ビアンキは競技の会場ではあまり見かけないメーカーだ。ビアンキoltreXR4を今シーズン10000km以上走って感じた印象について書いていく。
最新モデルがリリースされているので、もう一世代前のモデルになるが、最新モデルのバイクとも戦えるポテンシャルをもっているバイクだと感じる。
踏み込むと硬いなと感じることはなかった。硬いバイクだと踏んだ力以上に速度が伸びていく感触がない。そういったバイクは軽量重視のバイクに多く、上りでは真価を発揮し、平坦には弱い印象がある。
エアロバイクであるoltreXR4は硬さもありつつもバネのように踏んだ力以上に速度が伸びていくバイクに仕上がっている。
アタックする場面ではもう少し硬さが欲しいと思うが、大逃げで巡行していく場面になるとライバルより脚を残せている実感がある。パンチャーやスプリンターよりはルーラー向けのバイクと言えるだろう。
平坦では滑らかな走り心地のあるGOKISOのホイールと相性がとても良く、逃げでの早い巡行をする場面では低体重の僕でも長く逃げることができたほどだった。ライバル選手と残り一周まで逃げたツアーオブジャパン東京ステージでは大いに活躍した。
普通のバイクならここで書くのは終わりだが、ビアンキのは面白い点がもう一つある。ビアンキには振動を除去するカウンターヴェイルが備わっているのだ。
日頃の練習ではカウンターヴェイルの優秀さを感じている。多摩川のサイクリングロードの凸凹段差や田舎道のひび割れた路面。長時間のライドになるほど、段差を超える衝撃は体にダメージとして蓄積されていく。練習以外の体の疲れはできるだけ翌日に持ち込みたくない。
これまで乗ったバイクでは段差の衝撃を上半身をかなり使って軽減させてきたが、カウンターヴェイルを搭載しているビアンキではフレームが振動を吸収してくれているので、体に変なダメージが残ることはなくなった。
乗り心地がとても良いので、時間が許すならどこまでも走り出したくなる。僕にここまで思わせてくれるバイクは後にも先にもないだろう。
最後に魅力を伝えるならば、やはりデザインが美しいことだ。イタリアンデザインのバイクはカフェで駐輪しているとすごく映える。格好いいバイクを見ながら、コーヒーを嗜む時間は乗るモチベーションをすごく高まらせてくれる。
ビアンキoltreXR4はデザイン、乗り心地、性能、全てにおいて死角のないバイクだ。乗れば乗るほどあなたの走行欲を満たしてくれるバイクになるだろう。
Photo by the key
放課後ストライド
ついに対面授業が始まり大学生らしく早起きして登校しています。5時に起きて練習してからの登校。9時には頭も冴えて、お目々ぱっちりで受講しています。暇な授業でも眠気がこないので退屈なときも多々ありますが。
ドタバタな初回授業週を乗り越えれば、翌週には空き時間をどう活用しようか考えると思います。遊びに行こうか、カフェで友達とおしゃべりしようか、呑みに行こうか……。友達を誘っていきたいですよね。
しかし、僕にそんな友人はいません。
一緒に昼ご飯を食べている後輩は5限まで授業。親友はバイト。数少ない僕の友人達は皆多忙なのです。
じゃあ待てばいいじゃん。そんなことはしません。退屈は死なのです。
何も用ないなら帰ろうか……。お前はせっかく3限で終わって時間も余っているのに何もせずに帰るのか?
大学は西武池袋線沿線なので、僕は必ず池袋駅で乗り換えをしなければなりません。改札を通り抜ければ楽しそうな街が見えるではありませんか。
人間、楽しそうところをみれば脚は自然とそこに向かうのです。
佐藤光は自由な人間です。
横断歩道を渡れば、パンが美味しいタカセが見えるではありませんか。(パフェも美味しいです)寄らないわけにはいきません。
パフェも食べたいところですが、ここは我慢して。最近、ハマっているあんパン2個だけにしましょう。
餡が濃密に詰まっており絶品でした。
舌鼓を打っているうちにサンシャインシティに到着。サンシャインシティと言えばなんでしょうか?
水族館です。
ということで約8年ぶりの水族館へ。美ら海水族館以外の水族館へ行くのは初めてです。
優雅に泳ぐ魚たちを30分見つめていました。僕らが歩く暗い道に明るい海の世界が広がっているのは幻想的でしたね。見つめているうちにグルクンの天ぷらを思い出したので移動。ちなみにグルクンは天ぷら派です。それ以外は認めません。
見たことのない魚に気を取られつつも屋外へ。
少し歩けばいるではありませんか。水族館のアイドルのペンギンが。見るのは初めてです。
可愛いいいいいいい!
おお、ペンギン様。お会いできて光栄です。
ヨチヨチ歩きの白黒の小さい体躯に魅了されてしまいます。年間パスポート買おうかどうしようか。たぶん40分は見ていたと思います。
(お前ら、ネオパークオキナワにいるだろ。)
満足したから帰宅です。せっかく時間があるなら何もせずに帰るのではなく、感性を刺激するためにどこかへ出向きたいものです。
自転車一色だと面白くないですからね。僕も5色くらい持てるようにしていきたいです。
自転車のことばかり書くと飽きがくるのでちょっととした息抜きでした。
自分のリズム
世の競技ガチ勢の皆さまには必需品とも言えるパワーメーター。自分がどれくらいで踏んでいるか確認でき、日々の練習量も管理できる。4年前に買ってなかったら、僕は適当な強度で走って自己満足して終わり、休み無く練習してオーバートレーニング症候群になっていると思う。
データ管理をちゃんと始めたのが大学1年生。その日のコンディションと数値を照らし合わせて、このCTLにいつまでに上げなければならないか。数字と睨めっこの日々。
レースまで時間がないときに急激にCTLを上げる練習をしたとする。そうすると数日だけものすごいパワーを維持できたり、メンタルも異常に良かったする。しかし、自分にとってはこれが1番まずかったりする。そのまま練習を続けるとキックバックがある。限界に近い強度で踏んでいて、心拍も190を超えているはずなのに思ったよりパワーが出てない。そんなときが突如やってくる。メンタルも落ち込むが、その頃には義務感で休むこともできなくなっている。ただの付け焼き刃だ。
可視化できるようになってからもオーバートレーニングになりそうなことが毎年ある。要因としては他選手のデータを見てしまったり、大会直前の焦りによるものだ。自分以外にも似たようなことになっている人を見ることがある。ジュニア時代が多かった覚えがある。
データ管理をして、色んな調子の上げ方を模索した。結局はCTL95くらいを維持し、週TSS700前後で練習するのが体に合った。メンタルにも影響されないし、どこか怪我をしそうになるほどの練習量でもない。短時間は少し弱くなるがロードレースならこれで良い。バイトや大学のことも考慮すると週のスケジュールは以下のようになる。
低強度ロング:2、3日
Zwiftでの中高強度:3日
適当に走る日(強度自由):1、2日
完全レスト:2週に一度
これならメンタルに多少の波ができても長めに休めばすぐに戻せる。強い選手もいて、ものすごい練習量の方もいらっしゃるが、僕が同じ量をやろうと思えば死ぬことは間違いないだろう。(同世代の留目選手とかね)結果を出すことも大事だが、長く自転車を楽しめるようにしていくことの方が長い目で見れば重要だ。2023年はプロ1年目ということで更なるレベルアップが求められるが、この土台は崩さず増築することを目標にしていく。
強い人たちは多い練習量をこなしているが、一朝一夕で出来上がったものではない。長い年月をかけているからこそできているので下手にマネしてはいけない。焦らずじっくりと。牛歩の進みでもいいので自分のリズムを探していってほしい。
YOUはなぜJプロツアーに? 2022年総括
稲城FIETSクラスアクトの佐藤光です。超久しぶりのブログ投稿になります‼︎
10月29日、今治クリテリウムをもちまして2022年度のJプロツアーのレースを終えました。
全18レース。3回DNS。2回DNF。シングルリザルトを残せたのは6レース。
初年度にしては上出来だと思います。想定外の新人賞ジャージも着用することができました。
総括がてら経緯から書いていきます。
経緯
2021年は4回くらいしか大会に出ていませんでした。全日本選手権も集団完走が精一杯でプロツアーなんて遠い夢だと思っていました。
高校の自転車部時代からロードレースには年5回出れたらいいほうで、全国大会の経験も少ないです。
来年もベースを作って、いつかJプロツアーのレースに出れたらなー。そんなことを思ってTwitterに投稿しました。
投稿から1時間弱。DMが届いていました。
FIETSの松下さんから。内容はスカウトでした。
いいんですか?皮肉投稿が多いガキをスカウトして!?
リタイアも多くなるけど、記念として出ておこうかなと思いプロツアーに稲城FIETSクラスアクトで登録しました。
いざ実戦
FIETSで初めて走ったレースはJプロツアーのレースではなく富士クリテリウム。
ホビーレースとは違う、位置取り争いの激しさや集団の密度に圧倒されて何もできませんでした。走り方が危ないとの注意もありました。
アドバイスもいただき、どうしたら改善できるかを考えました。今シーズンはずっとトライ&エラーの繰り返しです。
そうして挑んだJプロツアーの初戦の播磨中央公園ロードレースは走り方で他選手に迷惑はかけたものの力技で完走しました。完走後、地面に倒れるほどキツかったです。
レースを重ねるごとに他のプロ選手の走り方を見真似してみたり、アタックのタイミングを見極めたりと環境から学んでいきました。
完走は当たり前です。自分の稼いだお金で遠征しているのだから無駄にするわけにはいきません。最後まで見て、学べることは全て得て帰るべきです。
シングルリザルト
レースにも慣れてきた6月。大学とバイトと疲労はありましたが、練習はコンスタントに続けてきました。
富士ヒルクライムのプロ選手がエントリーしたエキシビジョンクラスではプラチナタイムで優勝することができました。
翌週の東日本クラシックday1では8位。(day2は補給を怠りリタイア)
全日本選手権 U23はタイミングを見極めることができずに11位で終わってしまいました。
今年1番の成績だと思う、古殿ロードレースでは完走者8人の中で粘り完走しました。
力技で完走してきた僕ですが、考えたことや周りのアドバイスが身を結んできました。自分もプロになれるのではと思い始めたのはこの頃からです。
新人賞
古殿ロードレースを完走後、プロツアーのポイントでU23で2位で1位の選手と差が詰まっている状況でした。しかし1位の選手は僕より経験もあるし、レース成績は輝かしいものばかりです。
周囲から狙えるのではないかと言われたので、その度に獲りに行くよと自信気に返して見栄を張っていました。内心では諦め気味でしたが。
そして迎えた南魚沼ロードレース。ポイント配点が1番高いレースで緊張感がありました。
Jプロツアーのロードレースで初めてアタックすることができ、8位という結果で終えました。
新人賞も獲れてしまいました。
群馬3連戦まで維持できましたが、かすみがうらタイムトライアルを金銭面の事情でDNSしました。そうしたことでリーダージャージを失いましたが、かすみがうらで奪われるのは予想していたことでした。このときメンタルも極度に疲労していたので、ロードレースでは精彩を欠き落車してしまいました。
初戦のレベルから新人賞のジャージを着用することはJプロツアー1年生の身には高望みでした。なので最初は目標にしていませんでした。これは予想外の出来事であり、プレッシャーも感じました。
しかし、1度でも着用できた経験は僕を成長させてくれました。
メンタル
その後の今治クリテリウムで落車して、2週間連続で落車したことによりメンタルもどん底になってしまいました。そういった状態で走ったツールドおきなわでは、チームカーと補給が上手く噛み合わず完全に心が折れました。
ツールドおきなわでも僕は新人賞を狙っていましたが、先輩が獲ったのでチームとしては上々の結果です。
後味の悪いシーズンエンドになりました。しかし、大学や週3日のバイトに行きながら昨年の5倍の数のレースをこなしてこの結果なら満足です。全体で見たときにとても良い成績を残せたと思います。
この結果で満足するな、お前よりすごい人もいる、などと内心思っている人もいるかもしれません。そんなことはわかっています。
妥協することも大事だと思いませんか?
3つのことを並行しながらやるのは凡人には難しいです。そのうちの1つのことがプロレベルなら尚更。
レースを重ねるごとにメンタルが疲弊しきっていたので、バランスが大事だと2022年シーズンは実感しました。
来年もプロクラスのレースを走るので、上手くこなしたいと思います。
もっと強くなって帰ってくるので楽しみにしていてください。
最後に
支えてくださったスポンサーや選手、応援してくださる皆様ありがとうございました。
・クラスアクト 様
・Bioracer 様
・OGK KABUTO 様
・winspace Japan 様
・その他スポンサー様
チームメイトや補給スタッフ、他チーム、誰1人でも欠けるとレースは成り立たず、僕はここまで走れていません。
この場を借りてお礼申し上げます。
来シーズンの活躍にご期待ください。
2022/11/15. 佐藤光
全日本選手権 レースレポート
こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
私の怠慢により投稿が遅れました。もう終わって2週間が経ち、文化祭で大学生活を満喫したり、友達とパフェを食べに行ったりしてました💧
もう記憶が曖昧ですが、それでもよろしければ
個人的主観なので全体のレース内容は自転車情報サイト見たほうがわかりやすいと思います。
レースレポート
初のU23カテゴリーの全日本選手権。僕はかなり準備をしてきた。
U23は選手になるための最後のチャンスと言っても過言ではないと思っている。そう考えると4年間のうちに実力不足のリタイアなんて絶対にしたくない。やるならいけるところまでいけたほうがいい。
目標は2つ
・30位以内での完走
ちゃんと準備してるなら、集団から千切れるなんて論外。
・同じ大学の選手よりできるだけ上の順位
僕は部活の環境に縛られるのが嫌で今の自分の力で頑張ることを選んだ。その道に間違いはないことを証明するためにもできるだけ上の順位を目指すことにした。
試走も行い、サポートも万端。あとは走るだけ。
今までは周りをみて、強いと有名な選手にビビっていたが、今回は落ち着いていた。
号砲が響き渡り、選手たちは一斉に最初の下りに駆け出していく。コーナーが連続するコースなのでできるだけ位置を下げないことを意識する。下げれば落車する確率も上がるので脚を使ってでも最後尾までは行きたくなかった。
毎周回、3段坂でアタックが散発していたが集団のペースが早いため中々決まることはなかった。
6周回目でペースがかなり緩み、逃げが決まっているらしかった。そこから追走ができていたが翌周回目からは早いペースを戻り、捕まっていた。
集団にいる選手は最終周回で40名弱。最終周回で前に位置取りしなきゃいけないと思うと落車してしまうのでとにかく安全にコーナーをこなす。
坂ではアタックがかかっていたが誰も逃がしたくないのは皆同じなのでペースはかなり上がる。
展望台坂で集団の前方に上がることができたがその後の苦手な下りで位置をかなり落としてしまった。
そのままの位置でスプリントを開始し、20位となった。
下りの位置さえちゃんとできていればもう少し上は狙えていたかもしれない。そう考えると自分の技量のなさに腹が立つ。
しかし、目標は達成した。技量の足りない部分は体力でゴリ押すことで完走になったが今期にちゃんとレースに出て場数をふんでいればもう少しマシな走りができていたかもしれない。
また半年後(?)
一寸先は白 九州チャレンジロード
結果から言いますね
ヤバい、死ぬ!!!!
これでレポートは以上です。ありがとうございました。
冗談はさておきこっから真面目に書きます。
レースレポート
九州チャレンジロードレース U23
距離 4.67km×15周(約70km)
場所 オートポリスサーキット
天気 雨
体調 良好
結果 U23 3位/33(全体では10位/90)
このレースに出る3週間前に膝をぶっ壊してしまい出場が危うかった。治してからは大会に向けて練習してきた身体を戻すのに時間がかかった。
そんな準備不足で挑んだレースだったので、ほぼやけくその状態で挑んだ。全日本選手権の資格も持ってるし。
当日は朝、雨の中でコースを試走。予め試走してる人の話を頭にいれながら重要なポイントを確認していく。
プロツアーの選手が走るエリートクラスと一緒に走るらしく、ビビっていたが覚悟を決める。
スタート前に雨は弱まったが霧が濃くなった。
レーススタート後、ヤバいことに気づく。
霧で次のコーナーが見えず、かなり視界が悪くなっている。
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい
見えん見えん見えん見えん見えん見えん
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
本当に何も見えないので、集団の1番前が見える位置をキープすることを意識する。そうすればコーナーを曲がるタイミングも分かる。
70km/h出る下りからのコーナーはほぼお祈りしながら突っ込む。
お願いします。曲がってください。
横には沖縄から来てる人もいたので落ち着いて走る。
5周目に大きなアタックがあり、集団の人数は大きく減った。
数えれば20数名。後ろにいればいるほどキツいコースなので前にいれたことは幸運だと思う。
坂のたびにアタック合戦があるが速度が上がるホームストレートと下りで追いつくので逃げはなかなか決まらない。
僕も逃げるか集団の人数は減らしたいので、長めの坂のたびにペースを上げる。
つけそうなアタックであれば追いつき、逃げようとした。
アタックしては追いつき、またアタックするの繰り返しで周回を減らしていく。
最終周回。どこのチームも数を減らしたいのは同じなのでアタック合戦が激しさを増す。
そこからはあまり覚えていない。霧で何も見えないし。
少し後ろからスプリントして、なんとか入賞圏内で終わる。
このレースで初めてプロと走って強さを実感した。
故障から短期間でコンディションを戻して、サバイバルな展開のレースで集団に残れたのは嬉しい。しかし、積極的にアタックしている選手に比べれば、僕は結果では勝っていても内容で負けている。
全日本選手権ではさらに搾りこみ、臨む。
ステップアップ2021
こんにちは。はじめましての方ははじめまして。佐藤光です。
いよいよ冬本番の寒さになってきましたね。今年はいつもよりも厳しい冬になりそうです。
さて、2020年は新型コロナウイルスに振り回された怒涛の1年となりましたね。みなさんはどう過ごしたでしょうか?
ここからは1年の振り返りと来年の活動について書いていきます。
2020年。大会数も激減し競技には中途半端な気持ちで打ち込んでいました。
3月に発表されたインターハイ中止のニュース。そこから7月に発表された全国大会開催のお知らせ。色んな情報に躍らされどこに集中すればいいのかわからない中の練習にメリハリなどつくわけがなく身が入りませんでした。
3年という立場もあり進路も気にしなければなりません。
9月に出場した全国大会にはポイントレース予選落ち。10月の高石杯では落車。
今年は今までであまり自転車にも集中出来てなかった1年となりました。
結果は残せませんでしたがコロナウイルスでの自粛期間で自分の方向性を決めることができました。
まず進路について。
この度、日本大学芸術学部文芸学科に進学することになりました。
どの学部にもあまり興味のなかった僕に顧問がこの道を薦めてくれたことがきっかけです。祖母が音楽、母が絵と家族2代で芸術に関わっていることから何か惹かれる縁を感じました。
大学で教えてもらえることを精一杯吸収していく所存です。
自転車競技について。
まず最初に2021年は個人で活動することにしました。ショップチームには入っていますが、沖縄での活動がメインのチームなので東京にいる僕は1人で活動することになります。
個人としてどこまでいけるのか確かめてからちゃんとしたチームに入ろうと思います。
所属は沖縄県宜野湾市にあるバイクショップmaiyoです。自転車を始めた時からお世話になっている場所で僕の自転車生活の原点です。
派手なジャージなのでかなり目につくと思います。レースで一緒になったときはよろしくお願いします。
トラックレースはやめて、ロードレースだけに集中します。年間5,6レースに出場します。
4月にチャレンジロード2戦。
5月に何かあればそこへ
6月は全日本選手権。
10月はジャパンカップオープン
11月はツールドおきなわ市民210kmクラス
といったかんじです。
特に全日本選手権とツールドおきなわに焦点をあてて活動します。
自分のペースでやるぶん覚悟をもってやらなければなりません。地元のレースでは上位を狙うことを夢見て練習に励みます。
最後に
この年は慣れない環境のなか色んな人と頑張ってきました。僕と関わってくださった方、ありがとうございます。
これを読んでくれている未来の同級生のみなさんも春からよろしくお願いします。
では、良いお年を